どうも、坂道ブロガーのねここしゃん (@nekokosyan0918)です。
2019年に「ひらがなけやき」から改名し単独デビューした「日向坂46」
発売したシングルは、全て初週で40万枚のスマッシュヒット。
2019年末には紅白歌合戦、2020年冬には東京ドームでの単独公演も決めています。
バラエティでは、冠番組の「日向坂で会いましょう」がアイドル番組としては異例の大人気。
今や芸能人や業界関係者からも人気のお化け番組にまで成長しました。
その勢いはグループ活動だけに留まらず、
個人でも渡邉美穂の「バスケ」、丹生明里の「ゲーム」など、メンバーの趣味や特技を活かして外番組でも大活躍中。
「ネプリーグ」や「しくじり先生」などの超人気番組に個人で出演するメンバーも増えてきました。
そんな日向坂46ですが、
どうしてここまでの人気グループになったのでしょうか?
「運営のゴリ押し?」
「乃木坂や欅坂の姉妹グループだから努力もせず売れた?」
残念ながらどちらも違います。
個人的に、日向坂46がここまで多くの人たちに愛されるグループになったのには、大きく分けて3つの理由があると思っています。
出し惜しみせずに言っちゃうと、
日向坂46が多くの人たちに愛されている理由とは、
①グループの成り立ちとコンセプト
②バラバラな個性の一体感
③冠番組の人気とMCとの相乗効果
の3つ。
これをもっと噛み砕いて言うと、
①グループ
②メンバー
③冠番組
という観点ですね。
ということでこの記事ではこちらの3つの理由について、
ひらがなけやき時代から日向坂を応援し続けている”おひさま”の僕が詳しく解説していきたいと思います。
日向坂46はなぜ多くの人たちから愛されるのか?
その人気の理由を徹底解説していきましょう。
人気の理由①グループの成り立ちとコンセプト

日向坂46の人気の理由、
まずは「グループの成り立ちとコンセプト」です。
そうです、
日向坂46の成り立ちとコンセプトには、見る人が応援したくなるような要素が沢山詰まっているんです。
日向坂46は、知れば知るほど応援せざるをえない、推さざるをえないグループ。
そのぐらい、見る人の感情を動かす「成り立ち」と「コンセプト」を持っているということなんです。
まずは「成り立ち」について。
あらためて日向坂46ができた成り立ちを見てみると、その人気の秘密が紐解けるんです。
そもそも日向坂46には、今までアイドルに興味がなかった層のファンが多いことで有名。
日向坂46で初めてアイドルを好きになった!という人が多いんです。
では日向坂46は、
どうして今までアイドルに興味がなかった人たちにまで応援されるのでしょうか?
そもそも”応援したくなる”ってどういうことでしょう。
アイドルは美人で可愛ければ応援したくなるのでしょうか?
残念ながらそんな単純な話ではありません。
どんなに顔が可愛いアイドルだって、
見る人に「応援したい!」と思わせなければ人気になんかなれません。ファンを作ってなんぼですからね。
では”応援したくなるアイドル”ってどんなのでしょうか。
ちょっと分かりやすく「映画」で例えてみましょう。
「映画」にはストーリーがあります。起承転結ですね。
私たちは映画を観ることによって泣いたり笑ったり、何らかの感情の動きを体験します。

私たちは「泣きたい!」とか「笑いたい!」とか、
”感情の動き”を体験したいから映画を観るわけです。
日向坂46にも同じことが言えて、
彼女たちのデビューまでの成り立ちには沢山のストーリーがあります。
笑えたり感動できたり・・・。
とにかく彼女たちのデビューまでの道のりは壮絶でドラマチック。
デビューまでのストーリーを知れば知るほど日向坂の虜になり、感情移入し、心から「応援したい!」と思うようになるんです。

a.デビューまでの成り立ちが”映画”のようにドラマチックだから。
ファンを感情移入させる”デビューまでの道のり”
#潮紗理菜#みんなで欅#ひらがなけやき#けやき坂46#日向坂46 pic.twitter.com/vrxD2XFsLx
— 日向坂46 (@hinatazaka46) May 30, 2020
ここで当然、
という話になってくる訳ですが、
では簡単に日向坂46デビューまでの道のりを紹介しましょう。
日向坂46の歴史は、
「創世記」「激動期」「奮闘記」「転換期」の4つに分けることができます。
参考:日向坂出会いましょう#1.2「オードリーに知ってもらおう! 日向坂46年表」
この4つの時期にそれぞれ壮絶なドラマが隠されています。
不遇と言われるほど苦しい時期もありますし、積年の努力が報われた時期もあります。
ただこれらの歴史をひとつずつ説明するとめっちゃくちゃ長くなってしまうので、
知らない人のために超簡潔に要約しておきたいと思います。
欅坂46の下部組織「ひらながけやき」としてデビュー。
まったく人気のない状態で自分たちの存在価値を模索しながら、持ち前の”明るさ”と見た人を幸せにする”ハッピーオーラ”をコンセプトに地道な活動を続け徐々に人気を獲得。
単独ライブ・単独アルバム発売・単独冠番組など着実に実績と実力を身につけ、2019年にひらがなけやきから「日向坂46」へ改名し単独デビュー。
といったところでしょうか。
日向坂46は前身のひらがなけやき時代、握手会でファンが全く来なかったり、楽曲は常に欅坂46名義のカップリング曲だったりと、かなりの苦労をしてきました。
”わたしたちって必要?”
と自分たちの存在意義が分からないまま活動を続け、2019年に念願の改名・単独デビュー。
そして「日向坂46」としてデビュー後はご覧の快進撃。
苦労して苦労して・・・ようやく勝ち取った単独デビュー、というのが感動的ですよね。
ね?彼女たちのデビューまでの道のり、映画みたいでしょ?
この日向坂46の”成り立ち”が、
アイドルファンはもちろん、今までアイドルに興味がなかった層の心にまで響き、人気を生んでいるのです。
ちなみに日向坂46の歴史を時系列順に詳しく解説したのがこちらの記事になります。

万人に愛されるグループのコンセプト”ハッピーオーラ”
#ひらがな推し 今回は、先週に引き続き、デビューシングルヒット祈願駅伝。チカラを合わせ襷を繋いでいく日向坂メンバー達…そしていよいよ箱根の山道に突入!さらに来週は感動の完結編! pic.twitter.com/GFAq7bG15t
— ながおまこと (@gaogaoman915) March 23, 2019
次に日向坂46の「コンセプト」についてみていきましょう。
グループのコンセプトである「ハッピーオーラ」にも、日向坂46が人気の理由が隠されているんです。
日向坂46といえば、
見る人を幸せにする「ハッピーオーラ」がグループのコンセプト。
ライブでは明るく笑顔でパフォーマンスし、バラエティ番組にはとにかく全力元気で楽しそうに臨むのが日向坂46の売りです。
もうこれだけでも人気になるのが肯ける気がしますが、
明るくて笑顔溢れる幸せ感=ハッピーオーラは、誰からも嫌がられない万人受けするコンセプトなんです。
ちなみにこの「ハッピーオーラ」を更に深堀りしてみると、実はちょっと面白いことが分かったりするんです。
慶應義塾大学で「幸福学」を研究している前野隆司氏によると、
「ハッピー」=「幸せ」にはメカニズムがあり、長続きする幸せには「4つの因子」があると言われています。
この「4つの因子」を満たしているとき人は幸せを感じることができる、のだそうです。
その、幸せを感じるための「4つの因子」がこちらになります。
①「自己実現と成長」
②「つながりと感謝」
③「前向きと楽観」
④「独立とマイペース」
ちょっと堅い言葉ばっかりなんで分かりづらいかもしれないのですが、
先に結論を言うと、
この幸せの「4つの因子」が日向坂46には全て当てはまっちゃうんです。
そうなんです。
日向坂46から溢れ出る”ハッピーオーラ”には、学術的な根拠もあったんです。
それでは詳しく見てみましょう。
幸せの4つの因子と日向坂46の関係
幸せの4つの因子①「自己実現と成長」

幸せの「4つの因子」
1つ目は「自己実現と成長」です。
前野氏によると、
夢や目標ややりがいをもち、それらを実現しようと成長していくことが幸せをもたらします。
とあります。
日向坂46はひらがなけやき時代、世間から認められようと地道な活動を続けてきました。
その結果、改名・単独デビューという夢を果たし、現在は「東京ドーム公演」という目標に向かって成長し続けています。
まさに「自己実現と成長」です。
幸せの4つの因子②「つながりと感謝」

2つ目の因子が「つながりと感謝」
これは、
人を喜ばせること、愛情に満ちた関係、親切な行為などが幸せを呼びます。
というものです。
日向坂46はメンバー同士の仲の良さが売りでもあります。
先輩・後輩関係なく、苦楽を共にした仲間同士の堅い絆で結ばれています。誰かが弱ったりくじけそうな時は、自然と手を差し伸べる関係性が築かれています。
まさしく「つながりと感謝」ではありませんか。
幸せの4つの因子③「前向きと楽観」

3つ目の因子が「前向きと楽観」
前野氏によると、
自己肯定感が強く、いつも楽しく笑顔でいられることは、やはり幸せなのです。
とあります。
これに関しては説明不要かもしれませんが、
日向坂のメンバーはいつだって楽しそうで笑顔に満ち溢れていますよね。
前述の「つながりと感謝」にも関わってくるんですが、やはり「仲の良い集団」というのは笑顔で溢れるものです。
幸せの4つの因子④「独立とマイペース」

最後の因子が「独立とマイペース」
これは、
他人と比較せずに自分らしくやっていける人は、そうでない人よりも幸福です。
というもの。
日向坂はひらがな時代、漢字欅とは違う”自分たちらしさ”を追求し続け、結果的に漢字欅にはない「明るさ・ハッピーさ」という大きな武器を手に入れました。
これは漢字欅 の「クールでカッコいい」というイメージと比較せず、あくまで自分たちらしさを追求し続けた結果だといえます。
まさに「独立とマイペース」ですね。
上記の内容から、
日向坂46には「人が幸せを感じるための4つの因子」が全て揃っていることがわかります。
このように、日向坂46のグループのコンセプトである「ハッピーオーラ」には学術的な根拠がしっかりあったんです。
そんな「幸せの4つの因子を満たしたアイドルグループ」ですから、当然それを見たファンたちも幸せな気持ちになりますよね。
日向坂46はメンバーにとっても、そして応援するファンにとっても「幸せ」で満ち溢れたアイドルグループなんです。
b.「ハッピーオーラ」という万人に愛されるコンセプトを持っているから。そしてそこに学術的根拠があるから。
人気の理由②バラバラな個性の一体感

ここまで「グループの成り立ちとコンセプト」という観点から日向坂46が人気の理由を考察してきました。
ここからは視点を変えて、
日向坂46に所属しているメンバーにスポットを当てて人気の理由を紐解いていきたいと思います。
現在、日向坂46には22名のメンバーが在籍しています(2020年9月現在)
加入時期・年齢・出身地や性格などバラバラなメンバーですが、
全員が仲が良く、団結力があって賑やかで雰囲気が良いのが特徴なのですが、実はこれこそが2つ目の日向坂46人気の理由なのです。
関係者からも認められる”仲の良さ”
日向坂46 初のドキュメンタリー映画「3年目のデビュー」が本日8月7日(金)に全国公開されました☀️
詳しくは公式サイトをご確認ください🎬#3年目のデビュー#日向坂46https://t.co/rrSTNBd8Qi pic.twitter.com/ryaA5drVpS
— 日向坂46 (@hinatazaka46) August 7, 2020
「日向坂46は仲良しグループ」
こういうことを書くと必ず挙がるのが、
という声。
よくバラエティ番組で芸人がアイドルに「本当は仲悪いんでしょ?」って聞いて「いや本当に仲良しですよ〜」と答えるお決まりのパターンがありますよね。
なんだか知らないけど世間というものは「仲良し」とうたうと「本当は不仲だ」って言いたがるものなんです。
ところがどっこい。
日向坂46が普通のアイドルと違うのが、「仲が良い」が売りであるということを言うのは当の本人たちではなく、そのほとんとが周囲の関係者であるという点です。
彼女たちと関わった共演者や関係者は皆「日向坂46はとにかく仲が良い」と口を揃えたように言います。
「以前から、彼女達は本当に仲が良いし、一生懸命なスタンスだし、チームワークもいいグループだなと思っていました。でも、それはあくまで外側からの印象で、実際には虚飾かもしれないと、撮影前に覚悟していたんですよ。だけど、彼女達の仲の良さやチームワーク、一生懸命さは、本当にすごかった(笑)」
竹中優介(日向坂46ドキュメンタリー監督)
B.L,T 2020年9月号より引用
c.周囲の関係者からも認められる”仲の良さ”で活動しているから。
全員のキャラに”嘘”がない
明日の #ひらがな推し にて…
サプライズ発表の裏側+日向坂46よりメッセージがあります!#トゥース pic.twitter.com/4tOr3Zc52u— 日向坂で会いましょう (@hiraganakmax) February 16, 2019
アイドルにとって大切なこと。
それは群雄割拠のアイドル界でどのようにして「個性」を出していくかということです。
一昔前まではこの「キャラクター」を”演じる”アイドルが多かったです。
例えば、柄でもないのにぶりっ子を演じたり、塩対応を売りにしたり。「○○星からやってきました」と言っていたアイドルなんて何人いたでしょうか。
現代のアイドル界ではこのような”嘘のキャラ”は嫌煙される傾向にあります。
SNS全盛の時代において、消費者(ファン)は情報の信頼度・信用度というのをかなり重要視するようになりました。
ようは”嘘”を嫌うようになったんですね。
現代のアイドル界において嘘のキャラ設定は御法度。
それよりも、自分の個性をさらけ出していった方が支持を集められる時代です。
その最たる例が、元AKB48・HKT48の指原莉乃さんです。
彼女は著書『逆転力〜ピンチを待て〜』(講談社)において、AKB加入までの来歴を赤裸々に語ったり、自らのスキャンダルをネタにしたりと、ありのままの自分をさらけ出しまくっています。テレビでもこの歯に衣着せぬキャラクターで大人気ですよね。
これは指原さんがアイドルとして売れる為に嘘のキャラを演じることなく、自らの個性を前面に出した結果といえます。
さて日向坂46に話を戻しますが、日向坂メンバーのキャラにも”嘘”はありません。
全員が全員、自分の本来の性格や個性、趣味特技を活かして活躍しています。
ここで、日向坂メンバーの主なキャラクターをみてみましょう。
メンバー名 | キャラや特徴、特技 |
潮紗理菜 | 聖母・変な物を持ってくる |
影山優佳 | 秀才・サッカー |
加藤史帆 | バラエティ班・へにょへにょ |
齊藤京子 | ラーメン・歌唱力・天然 |
佐々木久美 | キャプテン・一発ギャグ |
佐々木美玲 | パン・天然 |
高瀬愛奈 | 英語・鋭いツッコミ |
高本彩花 | おバカキャラ・姫 |
東村芽依 | 運動神経・無口 |
金村美玖 | お寿司・サックス |
河田陽菜 | 天然・予測不能 |
小坂菜緒 | 日向坂の顔・恐竜 |
富田鈴花 | ラップ・バラエティ班・キャラ迷走 |
丹生明里 | 純粋・ゲーム |
濱岸ひより | ゲテモノ料理・宝塚 |
松田好花 | 納豆・優秀・ギター |
宮田愛萌 | 文学・ぶりっこ |
渡邊美穂 | バスケ・バラエティ班 |
上村ひなの | 予測不能・大喜利 |
高橋未来虹 | 長身 |
森本茉莉 | フランス |
山口陽世 | 野球 |
この中で「売れるため」「目立つため」に嘘のキャラクターを演じているメンバーはゼロです。
例えば一期生の影山優佳は、学生時代からの特技である「サッカー」を活かして雑誌にインタビューされたり、サッカー番組で元日本代表選手と対談をしたりしています。
二期生の丹生明里も、趣味の「ゲーム」を活かしてeスポーツの大会にゲストで呼ばれたり、有吉弘行のゲーム番組に出演したりしていますよね。
ここまでの活躍は、嘘のキャラでは到底できるものではありません。
日向坂46のメンバーが様々な分野で活躍するようになったのは、このように全員のキャラクターに”嘘”がないからこそなんです。
d.アイドルを演じる為に嘘をつかず、全員がありのままの個性で活動しているから。

日向坂46に”競争”はなく全員が肩を組んでいる
㊗️「3年目のデビュー」公開 🎉
空まで届け!ぽかぽかキュン! 1人じゃない、仲間と共に高く跳べ、ひなたざか〜46!ヒ!#3年目のデビュー #日向坂46 pic.twitter.com/VgDB0cJ9x2
— Otaac公式【日向坂46】 (@Otaac_Hinata46) August 7, 2020
グループアイドルつきまとう宿命。それは「競争」です。
どうしても大人数のアイドルグループでは、日の当たるところとそうでないところが出てきてしまいます。
あの乃木坂46にですら、「不遇」と呼ばれるメンバーがいて実力はあるのになかなか日の目を見ずにいられる子がいたりするくらいですからね。
ところが日向坂46にはこの「競争」が存在しません。
日向坂46には「この子より目立とう」とか「蹴落とそう」というような考えのメンバーはいません。
目立つ時は全員で目立つ。
そして誰か仲間が苦しんでいる時は全員で手を差し伸べるグループなんです。
日向坂46初のドキュメンタリー映画を監督し、
何ヶ月もの間、間近で彼女たちを取材してきた竹中優介氏はこのように語っています。
アイドルグループと仕事をしていて感じるのは、やっぱり競争の世界なんですね。結局は(グループ内で)日の当たるところと日の当たらないところがある中、このグループって大人数グループ史上初、“全員で幸せになろうしているグループ”だなと思うんです。
竹中優介(日向坂46ドキュメンタリー監督)
“全員で幸せになろうしているグループ”
これがまさに日向坂46なんです。
ひらがな時代の苦しい時を共に過ごした仲間だからこその一体感。
単に仲が良いだけではない確かな絆がそこにはあります。
竹中氏はこうも語っています。
今までいろんなアイドルさんと仕事をさせていただきましたが、メンバーの苦労や挫折を見ていると、こっちもつらい気持ちになるんです。でも、日向坂46はそういうのがないんじゃないかなって。
この子たちは競争ではなく全員が肩を組んで進んでいて、こういうグループならすてきなんじゃないかなと思って取材に入りました。結果、思っていた以上にそんな感じでした(笑)。
竹中優介(日向坂46ドキュメンタリー監督)
”競争ではなく全員が肩を組んで進んでいる”
印象的な言葉ですね。
関係者からも認められる仲の良さを持ち、全員が個性を発揮して活躍していて、なおかつ全員が肩を組んで進んでるグループなんて・・・まさに最強ですね。
e.日向坂46に競争はなく、全員が肩を組んで進んでいるから。

人気の理由③冠番組の人気とMCとの相乗効果

日向坂46が人気の理由、最後は「冠番組」という観点から考察してみましょう。
日向坂46には「日向坂で会いましょう」という冠番組があります。
MCは言わずもがな人気芸人・オードリーのお二人。
この番組の何が凄いかというと、
放送後(なんなら放送中から)は必ずTwitterのトレンドに「日向坂で会いましょう」が上がり、タイムラインにはやれ「今週も神回」だの「ひなあいが面白すぎる」といった称賛の声で埋め尽くされるんです。
ちなみにGoogleで「日向坂で会いましょう」と検索すると、関連ワードで「面白い」と出てきます(笑)そのぐらい面白いと評判なんですね。

そんな「日向坂で会いましょう」は日向坂ファンだけでなく、
実は業界関係者からも面白いと言われる異例の深夜番組でもあります。
ゴットタンなどで有名なあの佐久間宣行Pも自身のラジオ番組で、
と言っていました。
アイドルの冠番組としては異例の人気ぶりをみせる「日向坂で会いましょう」
日向坂46の人気の理由には確実にこの「ひあない」の人気も一因しています。
ここからは、
そんな「日向坂で会いましょう」について深掘りしていきましょう。
”アイドルらしからぬ”笑いへの貪欲さ
#けやき坂46 の新番組 #ひらがな推し 明日からスタート!番組公式twitterを作りました。今後もよろしくお願い致しまーす! pic.twitter.com/lDmIHVUMhH
— 日向坂で会いましょう (@hiraganakmax) April 7, 2018
日向坂46のメンバーといえば、アイドルとは思えないほど笑いに貪欲なのが特徴。
リアクションも大きいですし、MCからのフリに一生懸命応えます。そして確実に笑いをとっていきます。
アイドル史上でもっとも笑いに飢えたグループだといえるでしょう。
その「笑いへの貪欲さ」は、関係者からもお墨付き。
「番組内でスベって泣いちゃったとか、もっと笑いがとれたかもとか、メンバー達が言っていたって、番組スタッフが教えてくれるんですけど、そういう情報はあえて入れないようにしてはいるんですよ。(中略)そもそもアイドルなんだから、そこまで全力でやる必要ないじゃんって思ったりするんですけど、それでもがんばるのが彼女達らしさなのかなと、最近は思うようにしています」
「日向坂で会いましょう」MC・オードリー若林正恭
「たとえば、誰かがオードリーさんいじりのきっかけをつくると、みんなしてそこへ乗っかっていくんです、そういった感じで、彼女達の中で方程式が確率されてきていて。ただ、アイドルとしては異質なんですけどね(笑)。スタッフと会議をしていても、ひなあいは芸人さんの番組の企画を考えているような気になってくるんです(笑)」
「日向坂で会いましょう」プロデューサー・長尾真
\このインタビューが載った雑誌はこちら/

このように日向坂ファンだけでなく関係者からも評価されている「ひなあい」ですが、
実は「ひなあい」人気の理由には学術的な根拠もあるんです。
脳科学者・茂木健一郎氏によると、
ヒットする商品(サービス)には”ある法則”があるのだそう。
それは、
「定番性」×「サプライズ」
という法則。
分かりづらいので簡単に説明してみましょう。
たとえば「食べるラー油」あれはラー油というどこの家庭にでもある「定番」に、あえて具を漬け込んだ「サプライズ」が受けたわけです。
AKB48もこの法則に当てはまるんです。
日本のアイドルはおニャン子クラブ以来、普通の女の子がなるものという大原則に貫かれています。
しかしAKB48 は、あえて不揃いの魅力を前面に押し出していきました。
選挙制という、甲子園を目指す少年たちのようなイメージを演出しながらも、一方ではアキバ(秋葉原)発アイドル、AKB48というネーミングの奇抜さでサプライズ感を出しました。
まさに「定番性」×「サプライズ」ですね。
ではこの法則を日向坂46に当てはめてみるとどうでしょう。
日向坂46のメンバーといえば容姿端麗でどこからみても正統派アイドルの見た目をしています。
ところがそんな子たちをいざバラエティ番組に放り込んでみたらどうなるでしょう。
積極的に前に出て、リアクションも大きく、大喜利・ミニコント・団体芸なんてお手の物のバラエティお化け集団と化します。
つまり「正統派アイドル」という「定番」に、アイドルなのに「お笑いが上手い」という「サプライズ性」を備えているわけですね。
茂木健一郎氏によるヒットの法則「定番性」×「サプライズ」に完全に当てはまっています。
f.「アイドルなのにお笑いが上手い」というサプライズ性を持っているから。
MC・オードリーとの関係で生まれた”相乗効果”
オードリーに興味のなかったおひさまがリトルトゥースになり、日向坂に興味のなかったリトルトゥースがおひさまになるという相乗効果。予想できそうで出来ない未来。やはりこの二組の出会いは運命。#日向坂で会いましょう #オードリー #日向坂46 pic.twitter.com/nvdEZjSTqY
— ねここしゃん@坂道ブロガー🍣 (@nekokosyan918) January 21, 2021
日向坂の人気には、
「ひなあい」のMC・オードリーとの関係性によって生まれた効果もあります。
前身の「ひらがな推し」時代は互いに距離感があったオードリーと日向坂メンバー。
ところが最近の「ひなあい」での両者の仲良しぶりは凄いですよね。
日向坂メンバーはオードリーの深夜ラジオを聞いたりしてしっかりと情報を仕入れていますし(それもオードリーのことが好きだからゆえ)、オードリーも日向坂のライブに足を運んだり、メンバーが出ている番組をチェックしていたりと非常に良い関係性が築けています。
つまり日向坂メンバーがリトルトゥース(オードリーファンの総称)になり、
オードリーの二人がおひさま(日向坂46ファンの総称)になるというまさに相思相愛の関係が生まれたわけです。
これによって両者のファン同士が互いに興味を持ち始め、
という相乗効果が生まれているんです。
日向坂46の視点から見ると、オードリーと良い関係性を築けたことで、今までアイドルに興味のなかったお笑いファンを「おひさま化」することができたわけですね。
g.オードリーとの関係性で、今までアイドルに興味がなかったお笑いファンまで獲得できたから。

結論:日向坂46は万人に愛されるアイドルだ
ここまで、
日向坂46が人気の理由について「グループ」「メンバー」「冠番組」という観点から考察してきました。
この記事の内容をまとめると、
・デビューまでの成り立ちが”映画”のようにドラマチックだから。
・「ハッピーオーラ」という万人に愛されるコンセプトを持っているから。
・周囲の関係者からも認められる”仲の良さ”で活動しているから。
・アイドルを演じる為に嘘をつかず、全員がありのままで活動しているから。
・日向坂46に競争はなく、全員が肩を組んで進んでいるから。
・「アイドルなのにお笑いが上手い」というサプライズ性を持っているから。
・オードリーとの関係性で、今までアイドルに興味がなかったお笑いファンまで獲得できたから。
となります。
日向坂46というグループはある意味とても不思議な存在です。
清楚で可愛い正統派の見た目をしていながら、その成り立ちやメンバーの関係性、バラエティ番組での立ち振る舞いなどはアイドルとしては”異質”なことばかり。
”デビューまでかなりの苦労している”
”メンバー同士が異様に仲が良い”
”アイドルなのにお笑いが上手すぎる”
しかしこのような”異質さ”こそが日向坂の魅力でもあります。僕もそんな日向坂46が大好きです。
デビューまでの苦しい時期を経て、いま日向坂46は歌にバラエティにラジオに映画にと大活躍しています。
今後のさらなる活躍に期待したいですね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。